その他の生活習慣病 > 前立腺肥大症の原因と診断
前立腺肥大症は、加齢とともに前立腺が肥大し、尿道を圧迫するために起こる病気です。
前立腺は性機能にかかわる臓器なので、年をとり生殖能力が衰えると、萎縮するか肥大するかの道をたどります。
なぜ大多数の前立腺が肥大していくのかは現在までわかっていませんが、1950年代頃までは日本人男性のほとんどが前立腺萎縮の経過をたどっていたので、食生活の向上や欧米化、特に肉類や脂肪類の摂取量の増加が、男性ホルモンになんらかの影響を与えていると考えられています。
前立腺肥大症を診断する方法のひとつにIPSS問診票があります。
IPSS(前立腺肥大症の症状に関する国際的評価方法)は、前立腺に関係する症状(尿の勢い、排尿回数、尿が残った感じなど)を点数化して、前立腺肥大症の重症度を確認する方法です。
7項目が自覚症状に関する質問で、一般に答えの点数の合計が8点以上は排尿困難があるといえ、20点以上が重症とされています。
| 全く なし |
5回に 1回未満 |
2回に 1回未満 |
2回に 1回程度 |
2回に 1回以上 |
ほとんど いつも |
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| 1.小便したあと残尿感がありますか | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
| 2.小便したあと2時間以内にまたしたくなることがありますか | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
| 3.小便するとき小便の線が途絶することがありますか | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
| 4.小便を我慢できないことがありますか | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
| 5.小便の線が細いことがありますか | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
| 6.小便をし始めるときいきみますか | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
| 7.夜寝てから朝起きるまでに何回小便に起きますか | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
その他の前立腺肥大症の診断方法としては、次のような検査があります。
尿流量測定、膀胱内圧測定、直腸指診(前立腺の大きさ、硬さ、表面の状態(なめらかさ・凹凸)などを指で確認します)、超音波検査(直腸指診ではわからない前立腺のお腹側の状態がわかります)、血液検査(腫瘍マーカー測定です。前立腺がんとの鑑別のためおこないます)。
前立腺肥大症は男性であれば誰でもなる可能性があります。
50歳を過ぎて尿の出が悪いと感じたら、一度泌尿器科の検査を受けてみましょう。