がん・癌・悪性腫瘍 > 前立腺がんの症状・説明
前立腺は男性だけにある臓器です。
膀胱の下に位置し、尿道を取り巻いていて、栗のような形をしています。
前立腺には精液の一部を作る働きがあります。
前立腺がんは、欧米では男性のがんによる死亡者の20%を占めていますが、日本では3.5%くらいです。
しかし、食生活の欧米化や高齢化に伴い、近年は患者が増える傾向にあります。
前立腺がんは50代以上から増加しはじめ、80代以上が患者数が最も多く、高齢者のがんであると言えます。
前立腺がんは早期では症状がほとんどありません。
がんが発達して大きくなるにつれて、尿道が圧迫されることにより、排尿困難(尿が出にくくなる)、頻尿、残尿感、夜間多尿、尿意切迫(尿意を感じるとトイレに行くまで排尿を我慢できない状態)、下腹部の不快感などの症状が現れるようになります。
これらは前立腺肥大症と似た症状です。
がんが進行して隣接する膀胱に浸潤すると血尿が現れるようになり、さらに進行すると尿失禁状態など膀胱刺激症状が見られるようになります。
また、圧迫された尿管が閉塞状態になると、尿が腎臓にたまって水腎症になり背部痛が起こることもあります。
前立腺がんは進行は遅いほうですが、いったん進行するとリンパ節や骨に転移しやすい性質があります。