その他の生活習慣病 > 胆石・胆石症の原因
胆石は大部分がコレステロールでできています(コレステロール石)。
肝臓は胆汁酸とコレステロールを原料に胆汁を作ります。
胆汁には大量のコレステロールが含まれていますが、ほとんどは胆汁に溶けています。
しかし、胆汁内のコレステロールが増えすぎて、胆汁中の他の成分とのバランスが崩れコレステロールが飽和状態になると、溶けきれないコレステロールが結晶化して、それが次第に成長して胆石となります。
胆石にはコレステロール石以外に、胆汁の色素成分であるビリルビンが主成分であるビリルビンカルシウム石などがあります。
胆嚢結石はコレステロール石が多く、胆管結石はビリルビンカルシウム石が多いことがわかっています。
日本では近年胆石持ちや胆石症患者が増加しています。
特に高齢者の胆石持ちが多く、性別では女性の割合が多いですが、これは女性ホルモンが関係していると考えられています。
また、糖尿病患者や肥満体質の人にもできやすいと言われています。
日本では、以前は穀物や大豆、野菜などを主に食べており、そのころは胆石持ちや胆石症患者は少数でしたが、食生活の欧米化が進み、肉類や脂肪・コレステロールを多く含む食べ物をたくさん摂るようになってから増加したと考えられています。
また、アルコールの大量摂取や疲労、さらに朝食を抜いた生活を続けていると胆汁が胆嚢や胆管内に留まってしまい胆石になりやすいと言われています。
現在、国民の15〜20%が胆石持ちで、そのうちコレステロール石が8割を超えるとみられています。
ちなみにアメリカでは65才以上の20%が胆石持ちであり、その内80%が無症状胆石で、年間に50万人以上が胆嚢を摘出する手術を受けています。