喫煙と生活習慣病

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 たばこと生活習慣病

喫煙の健康への悪影響は常識となっていて、特に肺がんと関連付けられることが多いですが、それだけではありません。
恐ろしいCOPD(慢性閉塞性肺疾患)も副流煙による間接喫煙(受動喫煙)を含めてほぼ100%たばこが原因です。

たばこを吸い込む煙を主流煙、火の付いたたばこから直接立ち上る煙を副流煙と言います。
主流煙はたばこのフィルターを通しますが、副流煙はそうではないので、含まれる有害物質(ニコチン、ベンツピレン、ニトロソアミンなど)は副流煙の方が多くなります。
ですので、間接喫煙も長期間に渡ると、喫煙者と変わらないくらい健康にとって危険です。

たばこは肺の病気やがん(癌)だけでなく、循環器系にも悪影響を与えます。
たばこの煙には高濃度の一酸化炭素が含まれています。
そのために、喫煙すると血液中に一酸化炭素が流入しますが、血液中の一酸化炭素は血管壁を障害して動脈硬化を促進します。
また、ニコチンには血管を収縮させる作用があり、高血圧の原因となります。
動脈硬化と高血圧は、慢性化すると狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患や脳卒中を引き起こしやすいことはよく知られています。

また、たばこの煙を吸い込むために、咽頭、喉頭、気管、気管支、肺などの呼吸器に悪影響を与えます。
吸い込んだ有害物質の一部は唾液と交じり合って飲み込まれるため、食道や胃などの消化器にも影響を与えると考えられています。

喫煙者・非喫煙者のがんによる死亡率には明らかな相関関係が見られます。
もっとも顕著なのは咽頭がんで、死亡者のうち喫煙者は非喫煙者の32.5倍にもなります。
肺がんは4.5倍、口腔がんは3倍、食道がんは2.2倍です。
胃がんや肝臓がん、膵臓がんもそれぞれ1.5倍以上喫煙者が多いというデータがあります。
その他にも、喫煙と生活習慣病との関連性を示すデータはたくさんあり、歯周病などもそのひとつです。
たばこの煙には活性酸素が大量に含まれていて、喫煙は病気の原因となるだけでなく老化そのものを加速させると考えられます。
やはり生活習慣病を予防し健康を維持するには、喫煙しないこと、禁煙することがとても大切なのです。

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