尿管結石はたいてい痛みが起きて発見されます。
そこで治療はまず薬によって痛みをとることが優先されます。
直径10mm以下の小さな結石なら、水分を多く摂り運動をすることで大体自然に排泄されますが、尿管を広げる薬を使う場合もあります。
結石が大きくて自然排出が不可能な場合は、体外衝撃波結石破砕術(ESWL 衝撃波を使って外側から皮膚を傷つけずに結石を砕く方法)や経尿道的尿管破石術(TUL 尿管から内視鏡を入れて結石を摘出する方法)などによって結石を除去します。
これらの方法で結石が除去できない場合は、開腹手術が必要になることもあります。
尿路結石は非常に再発率が高く、治療後5年以内に半分近くの人が再発すると言われています。
またその人の体質によっては結石ができやすいことも知られています。
尿管結石にかかった人もそうでない人も、普段から予防を心がけることが大切です。
【尿路結石の予防法】
1.水分を多く摂る
尿が濃くならないように普段からこまめに水分を摂ります。
結石は夜つくられるので、寝る前に一杯の水を飲むのも有効。
水分は水または番茶がおすすめ(緑茶・紅茶・コーヒーなどはとり過ぎないようにする)。
2.カルシウム・食物繊維を多く摂る
以前は尿路結石にはカルシウムを制限したほうがいいと言われていたが、結石を防ぐためにはシュウ酸を減らすほうが重要で、そのためにもカルシウムを多く摂ったほうがいいとわかってきた。
食物繊維も結石を予防する効果がある。
3.シュウ酸の多い食品に注意する
シュウ酸の多い食品は、ほうれん草、トマト、たけのこ、セロリ、コーヒー、ココア、チョコレート、ピーナッツなど。
ただこれらの食品は他の重要な栄養素を含んでいるので、適度にとる必要はあり、要するにバランスのとれた食生活が大事。
4.塩分・砂糖・脂肪分を摂りすぎない
5.尿酸値を抑える
高尿酸血症は痛風だけでなく尿管結石の原因にも。
尿酸(プリン体)を多く含む食品は、レバー、肉類、マグロ、エビ、イカ、ビールなど。
6.食事は1日3回きちんととる
偏食や一度に多く食べる(特に夕食)ような習慣を続けると尿管結石になりやすい。
7.適度に運動をする
体を動かすことの少ない人は結石ができやすい。
運動して汗をかいたあとは水分補給を怠らずに。また、ストレスをためるのもよくない。