【脳血管性痴呆の原因】
脳血管性痴呆は、高血圧や動脈硬化などが原因で脳内の血管が破れたり(脳出血)、血栓や塞栓で血管が詰まったり(脳梗塞)して、脳の神経細胞に酸素や栄養が供給されなくなって、細胞が死んでしまうことから起きます。
小さな脳出血や脳梗塞が何回も起こり、症状は少しずつ進行します。
記憶障害があっても判断力などは残っていることは多く、まだら痴呆と言われます。
初期症状としては、頭痛、めまい、言語障害、感覚障害、震えなどが起こることが多いです。
脳血管痴呆は女性より男性に多い病気です。
【アルツハイマー病の原因】
アルツハイマー病は、脳の神経細胞が萎縮したり脱落する病気です。
原因はまだはっきりと解明されていませんが、年を取ると脳の表面に現れる老人斑というしみと深い関わりがあることが分かっています。
老人斑には、βアミロイドタンパクという物質が沈着しています。
この老人斑は、年を取れば誰にでも現れますが、正常な人には脳の海馬という部分だけに発生するのに対し、アルツハイマー病の人には脳全体に多数発生します。
【アルツハイマー病の症状】
アルツハイマー病の症状は、まず物忘れが多くなります。
昔の記憶は比較的残ってますが、新しいできごとに対して忘れっぽくなります。
何回も同じことを聞いたり、重要な用事を忘れたりしても、本人は物忘れの自覚がほとんどありません。
また、行動意欲が乏しくなり、情緒不安定になりやすくなりますが、まだこの頃はいちおう自立可能なレベルです。
アルツハイマー病が進行するにつれ、自分が今どこにいるのが、今が何時なのか分からなくなったり(見当識障害)、失語や徘徊などの異常行動が多くなり、介護が必要になります。
最終的には、人格が崩壊しコミュニケーション不能になり、寝たきりになります。
女性の認知症で多いのがアルツハイマー病です。