水虫はカビの仲間である白癬菌が原因です。
白癬菌には、ヒト好性菌(人の表皮の角質層に棲みつく)・土壌好性菌(土の中に棲息している)・動物好性菌(犬・猫・牛・馬など哺乳類動物の毛に棲息している)の3種類があります。
水虫の90%以上はヒト好性菌が原因で起こりますが、まれに他の菌からも感染します。
特に近年はペットの動物から感染するケースが増えています。
白癬菌は他のカビと同様高温多湿の環境を好みます。
水虫が主に足の裏にできる理由は、床などに落ちている垢(皮膚がはがれたもの)に白癬菌が棲みついていて、それを踏むことによって感染しやすいことと、日常的に靴を履いていることが多いので足が高温多湿の状態におかれやすいからです。
水虫の感染経路は、床やバスマットや他人の履いたスリッパ・サンダルなどに付着していた白癬菌を踏むことによって起こるケースがほとんどです。
家族間感染が多いのもそのため。
そして足の裏に白癬菌が付着したまま靴を長時間履くなど、高温多湿状態が続くことによって白癬菌が増殖し、皮膚の角質層に入り込んで水虫を発症します。
男性の革靴の中は湿度がなんと95%に達します。
特に5月から夏にかけては白癬菌が増殖しやすくなります。
また、足に傷が合ったり外反母趾などで足の指同士がくっついている場合などは感染しやすくなります。
水虫は白癬菌が表皮の角質層に入り込むことによって感染します。
表皮は皮膚の一番外側の部分で、外側から内側にかけて角質層、顆粒層、有棘層、基底層の4つの層に分けられます。
白癬菌は角質層の奥、顆粒層の手前まで侵入し、角質層のケラチン(タンパク質)を栄養源にして増殖します。
表皮は通常4週間周期で新陳代謝を繰り返し(ターンオーバー)、新しい表皮に生まれ変わります。
表皮細胞は時間が立つにつれて外側に押し上げられて、やがて垢となって剥がれ落ちますが、垢と一緒に落ちた白癬菌は、そのまま何年も生き続けて水虫の原因(感染源)となります。
白癬菌は皮膚に付着しても、感染するまでは通常2日間ほどかかると言われており、その間に足をきれいに洗って乾燥した状態を保っていれば水虫になることはありません。
水虫になりやすいタイプとしては、多汗症、外反母趾、足の指がくっついている人などがあります。
水虫になりやすい状態は、長時間靴を履いている、サイズの小さい靴やハイヒールなど、足を圧迫したり足や爪を傷めやすい靴を履いている、フットケアと称して足の裏を硬いものでゴシゴシこする習慣があるなどです。
また、足にマメやたこができやすい人は水虫にもかかりやすいと言えます。
水虫を放置していくと、爪に入り込んで爪白癬になったり、黄色ブドウ球菌などに二次感染したり、知らずのうちに家族や他人にうつしてしまったりするので、しっかりと治療し予防することが大切です。