メラトニンは脳の基底部にある松果体から分泌されるホルモンで、睡眠や体内時計をコントロールしています。メラトニンは24時間周期で増減します。
メラトニンの夜の血中濃度は、最高で昼間の10〜20倍にもなります。夜に眠くなるのはこのためです。
メラトニンの濃度には個人差があり、一般的に濃度が高い人ほど睡眠欲求が強く、睡眠時間も長くなります。
また、メラトニンには強い抗酸化力と、体内を浄化する解毒作用があります。
メラトニンは、水溶性や脂溶性のビタミンなどとは違い、水にも脂質にも溶ける性質があり、細胞内で活性酸素を除去することができます。
睡眠時間を十分とる人が一般的に健康で老化が遅いのは、メラトニンの抗酸化作用と解毒作用が充分に働いていることと関係しているのです。
メラトニンの増減は光の量と関連があります。
メラトニンを充分に生成するには、朝日をたっぷり浴びることが大切です。
朝日を浴びると、体内時計が正しくリセットされ、メラトニンの昼間の量が抑制されることで、逆に夜にはしっかりとメラトニンが分泌されるようになります。
つまり、メラトニンは睡眠を調節するホルモンですが、夜に寝て朝に起きるという規則正しい睡眠が、さらにメラトニンの正常な分泌を促すのです。
年をとると、年々松果体からのメラトニン分泌量が減っていき、それとともに睡眠時間も短くなっていきます。
しかし、朝日を浴びる健康的な生活に加えて、メラトニンの原料となる必須アミノ酸のトリプトファンを多く含む食品(赤身の魚、大豆製品、ごま、落花生など)を積極的に摂ることで、メラトニンの減少を抑えることができます。
また、タルトチェリーの果実にはメラトニンが多く含まれていて、タルトチェリージュースを飲むと血中のメラトニン濃度が上昇することが報告されています。ぜひ活用してみてください。