狭心症は虚血性心疾患のひとつです。
心臓は一生休まず収縮と拡張を繰り返し、体中に血液を送り出しているため、たくさんのエネルギーを使うので、心臓の筋肉(心筋)自体に十分な血液を、冠状動脈を通して送ってあげる必要があります。
それなのに、何らかの原因で十分な血液が心臓に供給されなくて発生するのが虚血性心疾患です。
虚血性心疾患には狭心症と心筋梗塞があります。
狭心症とは、主に動脈硬化により心臓を取り巻く冠状動脈が狭くなっている人が、急に運動をしたりすると、心臓の酸素消費量が増加するのに対し、その心筋の酸素要求に見合うだけの酸素(血液)が供給されず、心臓が悲鳴を上げた状態を言います。
症状としては、胸の痛みや圧迫感が、1〜20分続きますが、安静にしていると痛みは治まります。
狭心症には、運動時や入浴時などに血液の心筋への供給が間に合わずに発生する労作性狭心症と、睡眠時など安静時にも、自律神経の失調により冠状動脈が収縮(攣縮狭窄)して発作が起きる安静時狭心症があります。
安静時狭心症は、自律神経のバランスが崩れやすい夜間から早朝にかけてよく起こります。
これも、基礎には冠状動脈の動脈硬化があり、労作性狭心症と原因は同じです。