その他の生活習慣病 > 更年期障害の原因
更年期障害の原因は大きく分けると身体的要因と社会的要因と性格的要因があります。
その中でも大部分の原因は、卵巣から分泌されるエストロゲンという女性ホルモンの量が減少することによる身体的要因によるものです。
40〜50代になると卵巣の機能が衰え、女性ホルモンの分泌が減少します。
女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類がありますが、生殖機能や健康保持に深く関わっているのはエストロゲンです。
血液中のエストロゲンの量を測ると、分泌の盛んな時期は100pg/ml以上ありますが、40代以降は急激に分泌が低下し、50歳前後でゼロに近い状態になり、これが閉経です。
エストロゲンの分泌低下は体内のホルモンバランスを崩し、自律神経系にも影響を及ぼすため、体調に狂いが生じ更年期障害の症状となって現れます。
また、エストロゲンは生殖機能だけでなく、大脳、自律神経系、骨、水電解質バランスなどにも影響を与えていますので、更年期の女性には、加齢にともなう一般的な変化(老化現象)も加わって、物忘れやうつ病、高血圧、高脂血症、骨粗鬆症、泌尿器・性器の委縮・下垂などの精神・身体機能の変化が起きやすくなります。
また、更年期障害の要因には、この年代の女性の悩み(子どもの独立、夫の定年と意思疎通不足、親の介護など生活環境の変化からくる悩み)を抱えつつ、家庭の要としての負担が大きい社会的要因と、責任感の強さなどからくる性格的要因があります。