がん・癌・悪性腫瘍 > 肺がんの症状・説明
肺がんは近年患者が増加している癌で、現在では臓器別の癌の死亡率では約20%を占め、第1位です。
肺がんは、発生部位や症状により、おもに4種類に分けられます。
太い気管支(肺門部)によくできる皮膚の構造に似た扁平上皮がん、肺野部にでき管腔構造をつくる腺がん、肺門部にでき小型の細胞の固まりとなる小細胞がん、肺野部にでき大型で敷石状の大細胞がんです。
肺がんの中でもよくみられ症例が多いのが扁平上皮がんと腺がんです。
扁平上皮がんでは、レントゲンで見ると真ん中に空洞をつくる傾向が強く、腺がんはがん自体が小さくても血管に入って肝臓や腎臓などに転移することが多く、時には脳に転移することもあります。
肺がんが進行すると周囲の肺組織を破壊していき、気管支の壁を壊していきます。
症状としては、なかなか止まらない咳や胸痛、喘鳴(ぜいめい)、息切れ、血痰、声のかれ、顔のむくみなどの症状があります。
疲労や食欲不振、体重減少といった症状も起こります。
最初は風邪と間違われることが多く、風邪だと思っても症状が長く続く場合は、医師に相談し検査を受けることが大切です。
小細胞がんはさまざまなホルモンを出すことが多く、顔が丸くなるムーンフェースや、皮膚が黒くなったり、太ったり、血圧が上がったり、血糖値が上がったりする症状が出ることもあります。
肺がんは肺がん特有の症状があまり出ないケースも多く、脳への転移による頭痛、骨転移による腰痛といった症状で病院に行き、肺がんが見つかる例もあります。
肺がんの検査は、肺野部の癌には胸部エックス線間接撮影やCT(エックス線断層撮影)、肺門部の癌はある程度発達しないとエックス線写真に写らないので、咳たん細胞診が有効です。