がん・癌・悪性腫瘍 > 大腸がんの症状・説明
大腸がんはもともと日本人には少なく欧米人に多い癌でしたが、日本でも年々増加し、現在では癌による死亡者数の12%以上を占め第3位となってます(男性は肺がん、胃がん、肝がんに次いで4位、女性は胃がんに次いで2位)。
大腸がんが増えている原因は、日本の食生活の欧米化、具体的には動物性脂肪の摂取が増え、逆に食物繊維の摂取が減ったことに強く関係していると考えられています。
大腸がんは発生する部位によって、結腸がんと直腸がんに分かれます。
結腸とは小腸との接続部からS字結腸までの約1.5Mの部分で、直腸とは肛門に直結する約20cmの部分です。
大腸がんになっても、早期ではほとんど症状はありません。
大腸がんの典型的な症状は、出血(血便)と便通異常ですが、大腸は非常に長い臓器であり、癌が発生する部位によって症状の出かたが異なります。
癌が肛門から遠い部位にできた場合、出血が生じても便と混じり合ってしまい、便を見ただけでは出血しているかどうか判断できないことが多いです。
また、癌が進行し大きくなり、腸の内腔が狭くなっても、軟便の場合は便通異常に気づきにくいこともあります。
そのため、小腸との接続部に近いところ(上行結腸から横行結腸の右側)にできた癌は、発見が遅れがちになり、癌がかなり大きくなってからしこりを感じたり、出血が続いて貧血状態になって気づくことも多いのです。
肛門に近いS字結腸や直腸に発生した癌は、出血にも気づきやすく、便が硬くなっているので、腸の内腔が狭くなると便が通りにくく、腹痛や便秘などの症状がでます。