コエンザイムQ10とは
コエンザイムQ10は、CoQ10 (コーキューテン)やユビキノンとも呼ばれる物質です。
コエンザイムQ10は体内にもともと存在していて、人が生きていく上で必要なエネルギーを効率よく生成するために必要不可欠な補酵素としての役割をしています。
心臓、腎臓、肝臓、脾臓そして脳など、体内でも活動量が多い部分に多く存在していて、体内で合成されますが、老化によって次第に減少していきます。
20代をピークに、40代では7割、70代では4割程度になってしまいます。
コエンザイムQ10の体内量が不足すると、臓器の働きが低下したり、免疫力が落ちるなど体の不調や老化現象が現れやすくなります。
コエンザイムQ10の働き
コエンザイムQ10はの主な働きは、エネルギー生成作用と抗酸化作用です。
【エネルギー生成作用】
臓器や筋肉が正常に働くためには、エネルギーの元となるATP(アデノシン三リン酸)という物質が必要です。
ATPは細胞内のミトコンドリアで作られますが、コエンザイムQ10は食物が消化・吸収されてできたブドウ糖や脂肪酸からATPを生成するのを助ける働きをします。
つまり、体内にコエンザイムQ10がたっぷりあれば、細胞の中でエネルギーが産生されやすくなるので、コエンザイムQ10を充分体内に補えば、疲れにくく疲労回復が早い体になると言えます。
さらに、コエンザイムQ10は心肺機能を高めたり、筋肉の修復を促進する働きもあるので、スポーツをする人などにとって持久力や筋力を増強するのにも効果的です。
実際、多くのアスリートがコエンザイムQ10入りのサプリメントを愛用しています。
【抗酸化作用】
コエンザイムQ10のもう1つの働きは、強力な抗酸化作用です。
生活習慣病の発症には、活性酸素が組織や細胞を傷つけ酸化させることによるダメージが関わっています。
コエンザイムQ10は、このような酸化ストレスを防ぐ抗酸化力に優れています。
コエンザイムQ10を十分に補うことで、動脈硬化、高脂血症、心臓病、脳梗塞、がんなど、活性酸素(酸化ストレス)が原因のひとつとして関わっている生活習慣病のリスクを下げると言われています。
また、活性酸素が原因で起こる老化を防ぐ効果も期待できます。
なお、活性酸素を防ぐ抗酸化物質には、コエンザイムQ10以外にビタミンC、E、カロテノイド、植物ポリフェノールなどがあります。
女性のアンチエイジングにも
コエンザイムQ10は、しみ、しわ、たるみなど女性が悩む肌のトラブルに効果的と言われています。
コエンザイムQ10が、肌の老化を早める活性酸素(紫外線を浴びると大量に発生する)を抑え、エネルギー生成作用によって肌の新陳代謝が活発になることにより、肌をみずみずしく張りのある状態に保つのです。
これらの効果を期待して、コエンザイムQ10入りの美容用サプリメントや肌クリームなどの化粧品類が数多く販売されています。
また、コエンザイムQ10は女性にとって美容・美肌だけでなく、むくみ、低血圧、肩こり、冷え性などの症状に対しても強い味方となります。
コエンザイムQ10は心臓の働きを高めるので、心臓が血液を送り出す力が高まり、血のめぐりが良くなるからです。
コエンザイムQ10を充分に摂取しょう
体内で合成されるコエンザイムQ10 の量は二十歳のころが最も多く、それ以降は加齢とともに(特に40代以降急激に)減少していきます。
それに伴い、臓器の働きや免疫力、疲労回復力などが低下し、老化が進んでいくのは前に述べたとおりです。
若く人でも日常的に運動(スポーツ)をする人、仕事で体を酷使する人、ストレスの多い人などは、そうでない人にくらべてコンザイムQ10が多く消費されるため、どうしても不足がちになります。
さらに、持病をかかえている人、健康状態の良くない人、摂取栄養バランスが悪い人なども、コエンザイムQ10の体内含有量が低いことがわかっています。
コエンザイムQ10は、食品の中では肉や魚などに多く含まれていますが、一日の普段の食事から摂取てきる量は5〜20mg程度なので、食事だけですべてを補うのは困難です。
若いうちは体内で合成して補うことができますが、40才以降の人や、上記に当てはまる人、さらに女性特有の悩みを抱えた人などはどうしても不足しがちなので、サプリメントなどで積極的に摂取することをオススメします。
摂取量は30才前後では1日30mg、40才以降の方や運動をする人、疲れを感じやすい人などは多めに(1日100mgまで摂っても大丈夫)しましょう。