生活活動強度とは
生活活動強度とは、一日の中で運動したり、歩いたり、重いものを持ったりなど、体を動かしたり使ったりする強度の指数のことで、強度が低い(T)ものから高い(W)ものまで4段階に分けられています。
生活活動強度が高い人は同じ年齢の低い人に比べて、消費カロリーが高くエネルギー所要量も高くなります。
生活活動強度に準じたエネルギー所要量以上のカロリーを摂取し続けると、過剰なエネルギーが脂肪として蓄積されて肥満となります。
好ましい生活活動強度はV(適度)ですが、現代の日本人は全体的に運動不足気味で、多くがU(やや低い)に該当するものと思われます。
【生活活動強度の区分】
| 生活活動強度と指数 (基礎代謝量の倍数) |
日常生活活動の例 | 日常生活の内容 | |
| 生活動産 | 時間 | ||
| T(低い) 1.3 |
安静 立つ 歩く 遠歩 筋運動 |
12 11 1 0 0 |
散歩、買い物など比較的ゆっくりした1時間程度の歩行のほか大部分は座位での読書、勉強、談話、また座位や横になってのテレビ、音楽鑑賞などをしている場合。 |
| U(やや低い) 1.5 |
安静 立つ 歩く 遠歩 筋運動 |
10 9 5 0 0 |
通勤、仕事などで2時間程度の歩行や乗車、接客、家事等立位での業務が比較的多いほか、大部分は座位での事務、談話などをしている場合。 |
| V(適度) 1.7 |
安静 立つ 歩く 遠歩 筋運動 |
9 8 6 1 0 |
生活活動強度U(やや低い)の者が、1日1時間程度は速歩やサイクリングなど比較的強い身体活動をおこなっている場合や、大部分は立位での作業であるが、1時間程度は農作業、漁業などの比較的強い作業に従事している場合。 |
| W(高い) 1.9 |
安静 立つ 歩く 遠歩 筋運動 |
9 8 5 1 1 |
1日のうち1時間程度は激しいトレーニングや木材の運搬、農繁期の農耕作業などのような強い作業に従事している場合。 |
【生活活動強度別エネルギー所要量】(kcal/日)
| 年齢 | 生活活動強度 | |||||||
| T | U | V | W | |||||
| 男 | 女 | 男 | 女 | 男 | 女 | 男 | 女 | |
| 0〜5ヶ月 | 110〜120kcal/kg(体重) | |||||||
| 6〜11ヶ月 | 100kcal/kg(体重) | |||||||
| 1〜2 | - | - | 1050 | 1050 | 1200 | 1200 | - | - |
| 3〜5 | - | - | 1350 | 1300 | 1550 | 1500 | - | - |
| 6〜8 | - | - | 1650 | 1500 | 1900 | 1700 | - | - |
| 9〜11 | - | - | 1950 | 1750 | 2250 | 2050 | - | - |
| 12〜14 | - | - | 2200 | 2000 | 2550 | 2300 | - | - |
| 15〜17 | 2100 | 1700 | 2400 | 1950 | 2750 | 2200 | 3050 | 2500 |
| 18〜29 | 2000 | 1550 | 2300 | 1800 | 2650 | 2050 | 2950 | 2300 |
| 30〜49 | 1950 | 1500 | 2250 | 1750 | 2550 | 2000 | 2850 | 2200 |
| 50〜69 | 1750 | 1450 | 2000 | 1650 | 2300 | 1900 | 2550 | 2100 |
| 70以上 | 1600 | 1300 | 1850 | 1500 | 2050 | 1700 | - | - |
| 妊婦 | +350kcal | |||||||
| 授乳婦 | +600kcal | |||||||
※生活活動強度が「T(低い)」または「U(やや低い)」に該当する場合は、日常生活活動の内容を変えるか、または運動を付加することによって、生活活動強度「V(適度)」に相当するエネルギー量を消費することが望ましい。
※糖質(炭水化物)の摂取量は総カロリー比の少なくとも50%以上が望ましい。
※食物繊維の摂取量は、成人で20〜25g(10g/1000kcal)とすることが望ましい。