不老長寿が実現するのは、まだまだ先になりそうです。
現時点では、いかに加齢に伴い発症しやすくなる進行性の疾病を予防し、身体的老化を遅らせて、高齢になっても健康で活き活きと暮らせるか、自立した生活を送りQOLを高めていくかが大切です。
アンチエイジングを目指すには、若いうちから生活習慣の中に取り入れて実践することが重要です。
【食生活】
1)栄養バランスがとれた食事をするきちんとする。
2)早食い、ドカ喰いをしない。
3)脂質と塩分の取りすぎに注意する。
4)甘いものを取り過ぎない。
5)肉を少なくし、魚を多くする。
6)野菜と果物を多く。
7)食物繊維を多く取る。
8)白米より玄米。
9)ビタミン・ミネラル類を十分に取る(特に日本人はカルシウムが不足がち)。
10)抗酸化成分を体にたくさん取り入れる
抗酸化力の強いものは、ビタミンC、E、βカロテン、緑黄色野菜などに多くふくまれるポリフェノール類(植物の色素や苦味成分で、トマトのリコピン、緑茶のカテキン、ほうれんそうに多く含まれるルティンなど)などがある。
最近は強力な抗酸化力を持つ補酵素である、CoQ10《コエンザイムキューテン》やαリポ酸を含んだ栄養補助食品が多く出ているので、老化の速さが気になる人は試してみてもよい。
11)よく噛んでゆっくり楽しく食べる。
12)アルコールはほどほどに、胃や肝臓が悪いときは禁酒する。
【運動】
定期的に運動すこと。有酸素運動(ウォーキング、水泳、エアロビクスなど)を中心にと筋肉運動(ストレッチ、体操など)をバランスよく合わせる。
これらの運動は高血圧や肥満を防ぐとともに、悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やし、免疫機能を強化、骨粗鬆症の予防、ストレス解消にもなる。
ただし、無理な運動はしない。中年以降に激しい運動を続けると、体内に活性酸素が増えて老化を早める危険がある。年相応に頑張りすぎないことが大切。
【禁煙】
煙草の煙には様々な有害物質や活性酸素が大量に含まれている。
煙草を吸う人は、吸わない人に比べ、口腔がんは約3倍、喉頭がんは約30倍、肺がんは4.5倍、食道がんは2倍患者が多い。
癌だけでなく、煙草は循環器疾患(高血圧や心臓病や脳卒中)や歯周病の危険因子でもある。
特に若いころから喫煙し、1日20本以上吸う人は危険。
禁煙できない人は本数を減らして、吸わない人よりもたくさんのビタミン(特にC)・ミネラル類、抗酸化物質を摂取する必要がある。
【ストレス】
ストレスを強く感じると、血管が収縮して高血圧や動脈硬化、心臓病や脳卒中のリスクが高まる。
ストレスホルモン(副腎皮質ホルモン、コルチゾール)を分泌し続けていると、副腎などの内分泌腺が萎縮してホルモン分泌量が減り、ストレスに対する体の抵抗力が落ちてしまい、様々な障害が現れる。
過度なストレスは気力、意欲の低下にもつながりやすく、健康な生活の大敵である。
運動や入浴や各種リラクゼーションでストレスを和らげ、いつでも明日への活力と前向きな意欲を持っていたい。
【紫外線防止】
紫外線を浴びすぎると皮膚の内側の真皮を壊し深いシワの原因になり、メラニン色素が沈着してシミになる(光老化)。
また、紫外線は皮膚がんや、白内障など目の疾患の原因となり、血液がんのリスクを高める。
適度に日光を浴びることは、骨粗鬆症の予防や、アトピー性皮膚炎の悪化防止や、抑うつの予防などに効果があるが、日焼けするほど紫外線を浴びることは、身体や美容によくないし、将来の皮膚病や皮膚がんのリスクを高める。